ミャンマーを訪れた中国人は誰もが知っている「ミャンマーの路上は日本車ばかり」

ミャンマーを訪れた中国人は誰もが知っている「ミャンマーの路上は日本車ばかり」

 東南アジアに位置する「ミャンマー」は、中国と国境を接する国の1つであり、ミャンマーと中国は近年、軍事的・政治的に接近しており、経済的な結びつきも強まっています。

 ビジネスなどでミャンマーを訪れる中国人も増えていますが、ミャンマーを初めて訪れた中国人が必ず驚くことの1つがあるそうです。それはミャンマーで見かける車は「日本車ばかり」ということ。

 新旧様々な日本車を見ることができるミャンマーでは、特にトヨタ・クラウンが圧倒的な人気だそうで、ある中国人ネットユーザーはこのほど、「ミャンマーでは、クラウンは多いなんてレベルじゃない」、「警察も金持ちも悪人も、誰もがクラウンに乗っている」と指摘しています。

 また、ミャンマーにおけるクラウンの人気ぶりについては「見た目に高級感があり、耐久性にケチのつけようがなく、抗えないほどのコスパの高さを誇るからではないか」と推測していました。中国でもクラウンは「皇冠」と呼ばれ、人気車種の1つですが、ミャンマーでの人気ぶりは日本や中国以上のようですね。

 ミャンマーはかつて日本から大量の中古車を輸入していましたが、2018年にミャンマーは右ハンドル車の輸入を全面的に禁止し、さらにガソリン車の輸入を全面的に禁止したことで、近年は中国メーカーの電気自動車(EV)も徐々に増えつつあるようです。

 しかし、「日本車は質が高く、壊れにくい」という評価が確立されていることから、ミャンマーにおける日本車の人気ぶりはまったくと言って良いほど衰えていないようです。